松井秀喜氏、MLB“スペシャルコーチ”で「日米野球」に帯同 巨人・岡本と“師弟対決”

スポーツ報知
ヤンキースのキャンプで打撃投手を務める松井氏

 巨人OBでヤンキースのGM付特別アドバイザーを務める松井秀喜氏(44)が、「2018 日米野球」(11月9日開幕・東京Dほか)で米大リーグ(MLB)オールスターのコーチに就任する方向で最終調整していることが24日、分かった。日本野球機構(NPB)の関係者によると、MLBの“スペシャルコーチ”として帯同する見通しという。

 現役時代は日米野球に4度出場し、MLBオールスター相手に最多の通算4本塁打。思い入れの深さに加え、MLBのマッティングリー監督とはヤンキースで選手とコーチの関係だった。日米通算507発の経験を生かし、イエリチ(ブルワーズ)らメジャー軍団に日本の選手や球場の特徴を伝える役割が予想される。

 侍ジャパン初選出の岡本(巨人)とは“師弟対決”になる。松井氏は今春の巨人キャンプで臨時コーチとして岡本を指導。最年少での3割30発100打点達成に一役買い、シーズン後にも「残した結果に満足しないこと」とメッセージを送っている。長所も短所も知り尽くしたゴジラ擁するMLB相手に、進化した姿を見せられるか注目される。

 稲葉ジャパンには、脅威になると同時に20年東京五輪に向けて絶好の機会にもなりそうだ。指揮官は今大会のテーマに「動くボールへの対応」を掲げる。戦いの場を離れれば、外国人の動くボールに適応した松井氏からの助言も期待でき、金メダルを目指す侍にとっても得難い経験になる。ファンにとっては松井氏のユニホーム姿を見る貴重なのチャンス。ゴジラ上陸によって注目度は一気に増す。

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