【センバツ】21世紀枠は石岡一、富岡西、熊本西

スポーツ報知
21世紀枠は、石岡一、富岡西、熊本西の3校に決まった

 第91回センバツ高校野球大会(3月23日から12日間・甲子園)の出場校を決める選考委員会が25日、大阪市内で開かれ、21世紀枠に石岡一(茨城)、富岡西(徳島)、熊本西(熊本)の3校が選出された。

 石岡一は農学校が母体で普通科の他に園芸科、造園科がある。授業の一環である農場実習が多く、部員が同時に練習できないハンデを克服。昨秋の茨城県大会では明秀日立、土浦日大などの強豪校を破りベスト4へ進出した。MAX147キロ右腕・岩本大地(2年)がチームの要だ。

 富岡西は過疎化が激しい地域から故後藤田正晴氏(元内閣官房長官)ら、政界に多数の人材を輩出。休日には練習前に清掃活動などを行っている。昨秋の徳島大会3位で四国大会に進むと、2勝を挙げ4強入り。一般選考でも候補校となっていた。学校がある阿南市は「野球のまち推進課」を設けるなど、「野球のまち」としての地域振興にも力を入れている。

 熊本西は2016年4月の熊本地震で被害を受け、自宅を失った部員も。昨秋の熊本大会で準優勝すると、九州大会でも8強に進出した。また、昨年11月には部員が練習試合中の不慮の事故で他界した。

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