【U18】藤原&小園、2安打2打点ドラ1候補コンビが韓国戦へ「リベンジ」
スポーツ報知

◆第12回U18アジア選手権大会1次ラウンドA組 日本15―0スリランカ=6回コールド=(4日・サンマリン宮崎)
6回コールド勝ちに導く貴重な一打だった。13―0の6回2死二、三塁、小園は中越えに適時三塁打を放った。「決めにいった」。初回の右前二塁打を含む2安打2打点4出塁で1番の役割を果たした。
中学時代に枚方ボーイズでチームメートだった藤原は、初回の右前適時打など2安打2打点。「一発で仕留められることが多かった。状態は上がってきている」と韓国戦へ手応えをつかんだ。
小園と藤原の2人だけが、昨年のU18W杯に出場した。スーパーRの韓国戦で敗れ、初の世界制覇への夢が絶たれた。その試合で最後の打者となった1番の藤原は5打数1安打、2番の小園は4打数無安打に終わった。「去年は直球に振り負けてしまった。直球を打てるようにしたい」と藤原は気合を入れた。
大阪桐蔭が甲子園で優勝した翌日(8月22日)、一時帰省中の藤原は休息を惜しんで、小園をバッティングセンターに誘った。「疲れていなかったので練習したかった」。人目を避けて深夜の11時から約1時間、打ち込んだ。経験者2人はミーティングで、韓国投手の特徴などを伝えてきた。
宮崎入りした8月30日に小園は、帽子のツバに「日本一のショート」という言葉に加えて「リベンジ」と書いた。「予選でつぶしていきたい」と闘志の炎を燃え上がらせた。(伊井 亮一)