【甲子園開会式リハーサル】第1回大会からの皆勤校・鳥取西の主将が入場行進を先導
スポーツ報知

◆第100回全国高校野球選手権記念大会▽開会式リハーサル(4日・甲子園)
第1回大会から欠かさずに地方大会に出場している鳥取西の浜崎瀧大郎(りょうたろう)主将(3年)が、入場行進の先導役を務めた。
初めて甲子園に足を踏み入れたという浜崎主将は「グラウンド、観客席、電光掲示板…。今まで入ったことがない大きさで、初めての感覚でした」と感慨深げ。一方で「自分たちの代が100回大会ということで、注目されることは分かっていた。入学時には、第1回大会の開幕戦でウチが勝ってるという歴史も教えていただいていた。チームメートと、必ず甲子園に行こうと話していたので悔しい部分もあります」と表情を曇らせた。
鳥取西は、県屈指の進学校でありながら、これまで23度の夏の甲子園出場を誇る文武両道の名門校。全国に15校ある、第1回大会からの皆勤校の最後のとりでとして、鳥取大会の準決勝まで勝ち上がっていたが、優勝した鳥取城北に6―15で敗れ、甲子園出場はならなかった。
それでも「先輩方から自分たちの100回大会まで、不祥事などもなく、1度も途切れることなく出場できていることは誇りに思います」と、あらためて長い歴史を実感した様子。「100年後の200回大会も、皆勤校として出てもらいたいですね」と後輩たちに歴史の継承を託した。
5日の開会式本番に向けて「みんなの思いも背負って堂々と歩きたいです。先頭で1人で歩くので、100回大会のスタートにふさわしいように、しっかりと引っ張って行きたいと思います」と意気込んだ。