デマ情報ネット上に拡散「京セラD屋根亀裂」「電車脱線」

スポーツ報知
地震が起きたあとの京セラドーム大阪。屋根のはしごが地震による亀裂との誤報がネット上に広まった

 大阪で発生した地震を受けて18日午前、ツイッターに「シマウマ脱走」などのデマ情報が画像付きで投稿され、ネット上で拡散した。大阪府は公式サイトで、不確かな情報をむやみに拡散せず、冷静に行動するよう注意を呼び掛けた。

 16年4月の熊本地震では「動物園からライオンが逃げた」というデマをツイッターに投稿した当時20歳の男性が、動物園の業務を妨害したとして偽計業務妨害で逮捕されている。これを踏まえ、熊本市の大西一史市長も「情報の真偽を確かめてから責任をもってツイートしてください」と呼び掛けた。

 ◆拡散したデマ情報

 ▽「京セラドーム大阪(西区)の屋根に亀裂が入っている」→運営会社などが点検して異常がないことを確認。投稿は、機材搬入用の足場とはしごの部分を「亀裂」と指摘するものだった。

 ▽「(阪急電鉄の)南千里駅が倒壊」→駅内で「ホームに亀裂がある」との情報があったため、点検のために一時駅を封鎖。駅では「駅の一部に損壊があり危険です」とアナウンスしていた。

 ▽「京阪電車が脱線している」→事実なし。

 ▽「大阪府北部で震度6でシマウマ脱走って」→大阪北部にシマウマがいる施設はない。画像は2016年3月に愛知・岐阜県境で逃走した時の報道写真と同一だった。

社会

�~