高校3年と中学3年女流棋士が新たに誕生!終局後にカフェで祝福
スポーツ報知

将棋の武富礼衣(たけどみ・れい)女流3級(18)と小高佐季子(おだか・さきこ)女流3級(15)が7日、東京都渋谷区の将棋会館で第45期岡田美術館杯女流名人戦(報知新聞社など主催)予選準決勝にそれぞれ勝ち、規定により女流2級に昇級した。女流では3級が仮資格で、2級から正資格。高校3年、中学3年の女流棋士が新たに誕生した。
岩根忍女流三段(36)に勝利した武富新女流2級は「実感ないです…。対局前は生きた心地がしませんでした」と感慨を口にした。佐賀市在住。同県出身者の棋士・女流棋士は戦前戦後を通して初めて。「いつか佐賀に将棋を広められるような存在になりたいです」
貞升南女流二段(31)を下した小高新女流2級は「うれしいです。去年より強くなれたと思います」と笑顔。千葉県佐倉市在住。「いつかはタイトルを取れるようになりたいです」
普段から練習将棋を指すなど仲が良い2人は終局後、将棋連盟近くのカフェに寄り、祝福し合った。
決勝は直接対決になる。勝った方が里見香奈女流名人(25)への挑戦権を懸けた女流名人リーグに進み、一気に女流初段に昇段する。「勝ちたいです」。2人は声を重ねた。