憧れの谷川浩司九段との初対決目指して藤井聡太四段が2018年始動戦
スポーツ報知

史上最年少棋士で中学3年生の藤井聡太四段(15)と、大橋貴洸(たかひろ)四段(25)の王位戦予選が6日午前10時、大阪市福島区の関西将棋会館で始まった。
両者ともに2018年の初戦で、2016年10月に四段になった同期対決。プロ入り後の対戦成績は、藤井四段の2勝1敗。3戦目の昨年11月の棋聖戦一次予選では藤井四段が敗れており、リベンジを期す。
先手の藤井四段は、いつも通り、お茶を口にして落ち着いてから初手を指した。昨年はデビュー(2016年12月)以来の公式戦最多記録29連勝を樹立。今年は、順位戦C級1組への昇級、公式戦通算100勝(現在55勝)などによる五段への昇段の期待がかかる。
この対局の勝者は、王位戦挑戦者決定リーグ戦進出をかけて、谷川浩司九段(55)と対戦する。藤井四段にとっては、憧れてやまない十七世名人との初対決となるだけに、落としたくない一局だ。