聖火ランナーの最終走者は金妍兒さん
スポーツ報知

◆平昌五輪開会式(9日)
平昌五輪の最後の聖火ランナーは、バンクーバー五輪のフィギュアスケート金メダリストの金妍兒(キム・ヨナ)さん(27)が務めた。現役時代は日本の浅田真央らと氷上で激闘を繰り広げ、ソチ五輪での銀を最後に引退したフィギュア界の女王。今大会の親善大使も務めている国民的ヒロインは、聖火台のふもとにつくられた特設スケートリンクに、華麗なスケーティングを見せながらサプライズ登場。女子アイスホッケーの合同チーム「コリア」の2選手から受け取った聖火を、白磁の壺をかたどった聖火台にともし、会場を照らし出した。
また、行進では韓国と北朝鮮が06年トリノ大会以来となる合同入場を行った。韓国選手と北朝鮮選手が2人で「統一旗」を掲げて先導。会場には両国民になじみ深い民謡「アリラン」をアレンジした曲が流れ、融和ムードに包まれた。バンクーバー五輪スピードスケート男子500メートル金メダリストのモ・テボムが宣誓を行った。
今大会、韓国は145人、北朝鮮は22人の選手団が参加。女子アイスホッケーの合同チーム「コリア」は、14日に日本と対戦する。