栃ノ心、大関・豪栄道との三番稽古でほぼ互角 仕上がり順調「今すぐ初日でもいい」

スポーツ報知
栃ノ心(右)は豪栄道の低い当たりを受け止める(カメラ・網野 大一郎)

 初場所で初優勝した関脇・栃ノ心(30)=春日野=が5日、大阪・交野市の部屋で一門の大関・豪栄道(境川)との三番稽古で順調な仕上がりを見せつけた。

 16番で7勝と大関相手にほぼ互角の熱戦を展開。「これくらい稽古できていると幸せ。やっているときは苦しいけれど、終わった後は『やりきった』という気持ちになる」と充実の表情。力が入り体中が充血して赤くなるほどの気合が稽古場に充満。豪栄道も、「いい稽古になりました。元々、力があった」と力量を認め、大関取りについても、「簡単じゃないと思うけど今の力があったら上がっても不思議じゃない」と評価した。

 賜杯を抱いたことで周囲からの注目も集めるが、本人はいたって無心。「今すぐ初日でもいい」と手応えを感じながらも、「先場所優勝したから『勝たないといけない』ではなく、ゼロからですよ」とリスタートを強調していた。

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