鶴竜、痛めた右手回復遅れるも「もちろん出る」

スポーツ報知
正代(右)をのど輪で押し込む鶴竜

 大相撲初場所で5場所ぶりの15日間皆勤を果たした横綱・鶴竜(32)=井筒=が2日、出稽古を開始した。大阪市東成区の時津風部屋へ出向き、幕内・正代(時津風)を相手に12番11勝。内容的には圧倒したが、「6割7割かな。右手をとっても力が伝わっていない。動きが遅れている」と初場所千秋楽の豪栄道(境川)戦で痛めた右手の回復が遅れていることを明かした。

 相手を出し投げで崩して投げる技能派横綱は右手が生命線。豪栄道戦でその右手薬指を脱臼し翌日には小指、中指も内出血して変色していた。現在も「冷やさないよう」と手袋が必須だという。それでも春場所(11日初日・エディオンアリーナ大阪)の出場を明言できない先場所途中休場の稀勢の里(田子ノ浦)、白鵬(宮城野)とは異なり出場する意向。「もちろん出るつもりで。久しぶりの地位、頑張りたいし優勝したい気持ちでいく」。賜杯を抱いて7場所ぶりの東の正横綱の座を死守する。

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