高山勝成、東京五輪挑戦へAIBA新事務局長から協力得た…欧州から帰国
スポーツ報知

東京五輪を目指す元4団体世界ミニマム級王者・高山勝成(35)=名古屋産大=が5日、国際ボクシング協会(AIBA、本部スイス)訪問、IBF総会(イタリア)出席を終えて帰国した。5月末、AIBA本部でトム・ヴィルゲッツ新事務局長と面会した高山は、日本ボクシング連盟(山根明会長)にアマ登録を認められていない現状を相談。「協力を約束して頂いた」と収穫を得た様子だ。
高山によると、事務局長は以下の4点を主張した。
〈1〉東京五輪を日本のメダルラッシュで盛り上げるためにも高山に挑戦権を与えるべき
〈2〉日本オリンピック委員会(JOC)は日本連盟に対し、元プロ選手のアマ登録を認めていない規則を改正するよう働きかけるべき。
〈3〉高山がAIBA主催の国際大会「ワールド・シリーズ・オブ・ボクシング(WSB)」に参加し、五輪出場を狙うのも一つの方法だ(日本連盟への登録は必要)
〈4〉AIBAは高山の五輪挑戦へ可能な限り協力する。
高山陣営はAIBAからJOC、JOCから日本連盟への働きかけに期待する。
7月の国際オリンピック委員会(IOC)理事会では、東京五輪でボクシングを実施するかどうかを継続審議。高山は「選考会に出られるとなった時に思い切り暴れる準備をしている」とトレーニングも怠りない。