石川佳純、南北合同チームとサプライズ準決勝へ「最高のプレーしたい」
スポーツ報知

◆卓球・世界選手権団体戦 ▽女子準々決勝 日本3―0ウクライナ(3日、スウェーデン・ハルムスタード)
日本女子がウクライナを下して準決勝進出を決め、3大会連続メダルを確定させた。今大会は3位決定戦はなく、準決勝に勝ち上がった時点でメダルが確定する。準決勝(4日)では韓国・北朝鮮合同チームと対戦する。
「世界選手権らしく何かサプライズがあって…。私たちは自分たちの力を出すだけ。最高のプレーをできるように頑張ります」と、主将の石川佳純(25)=全農=は言い切った。この日、準々決勝で対戦予定だった韓国と北朝鮮が、戦わずに合同チームとして準決勝に進むことを要望。国際卓球連盟も「卓球はスポーツを通じた平和を推進する完璧な手段」との見解を示し、大会期間中に新チームが誕生するという前代未聞の決定がなされた。日本は4日、その合同チームと“歴史的一戦”を戦う。
韓国と北朝鮮が融和ムードを背に臨むならば、日本は5人のチームワークで迎え撃つ。「試合に出てるのは私たち3人ですけど、戦ってるのは5人。ベンチで熱い応援をしてくれている。チーム一丸で戦えてるのは、この2人のおかげ」と石川主将は早田ひな(17)=日本生命=と長崎美柚(15)=エリートアカデミー=に感謝の言葉を述べた。早田は「3選手に頑張ってもらいたいという気持ちで応援してます。チーム一丸で頑張りたい」。長崎も「自分も今大会は出場がなかったけれども、3選手がやりやすい環境でできるように最大限頑張るし、みんなで優勝目指して頑張りたい」と話し、5人の結束力で3大会連続の決勝進出を目指す。