宇野昌磨、最初のジャンプ失敗で「笑いがこみ上げてきました」

◆平昌五輪第9日 ▽フィギュアスケート男子フリー(17日・江陵アイスアリーナ)
フィギュア男子66年ぶりの連覇がかかるSP首位の羽生結弦(23)=ANA=は22番滑走でフリーに臨み、206・17点をマーク。16日に行われたSPとの合計を317・85点とし、金メダルを獲得。SP3位の宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=はフリー202・73点で合計306・90点で銀メダルを獲得した。
◆宇野昌磨に聞く
―おめでとうございます。
「いい演技が出来て、一個目のジャンプは失敗してしまいましたが、すごくいい演技が出来ました」
―初めのジャンプを失敗したときはどんな気持ちだったか。
「一個目のジャンプを失敗しても次のジャンプに落ち着いて臨めたし、練習の成果を十分に出せたと思います」
―昨日のSPの時は、気持ちが高ぶってしまったと話していましたが、今日はどうだったか。
「今日の出だしの滑り出しは、滑っていないという感触で、なのでちょっと、出来ない可能性の方が高いと思っていましたが、どんな状況でも跳ぶという気持ちが、練習してきたことが、この試合につながったんじゃないかなと思います」
―どういう状況で最終滑走を迎えたかというのは分かっていたか。
「僕は全部見ていたので、自分がどの演技をしたらどの位置になるかというのを分かっていたので。僕がもし、完璧な、完璧な演技をしたら1位になれる順位と点数だったんですけども、一個目のループを失敗した時点でちょっと、もう笑えてきました」
―そこまで冷静だったんですか。
「そうですね。一個目のジャンプを失敗した時点で、もう頑張ろうと思って、焦ることなく笑いがこみ上げてきました」
―はじめて立ったオリンピックの舞台はどうでしたか。
「でもそんなになんか、特別な思いはなかったですね。最後まで」
―最高の演技をありがとうございました。
「ありがとうございました」