ヴォレアス北海道10連勝ならずも新星・佐々木が輝く…山本ゆうじリポート
スポーツ報知

今シーズンからバレーボールVリーグチャレンジ2に参戦しているヴォレアス北海道は、20日に旭川市東川町で行われたホームゲームでヴィアティン三重にセットカウント2-3で敗れ、開幕から続いた連勝が9でストップ、初の黒星を喫した。チーム公式DJを務める東京マラソンDJの山本ゆうじがリポートする。
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試合後、エド・クライン監督(35)は「ホームゲームで結果が出ず申し訳ない。相手チームはすでに何試合か消化してるが、我々は今年最初の公式戦でまだまだ準備が足りなかった。素晴らしい会場と観客の皆様に明日は勝利を贈ります」とコメントした。
ケガで欠場しているキャプテンでエースの古田史郎に代わりキャプテンを託された加藤伊織は「その分他の選手がもっと頑張らないといけない」と話した。
そんな中、新加入の佐々木博秋(23)が最終セットにコートに立った。身長188センチで福岡出身。中学時代に「JOC、Jr.オリンピックカップ」で日本一に輝いた佐々木は、その後将来を期待されながら東海大に進むが、1年で退部。卒業後は就職しバレーボールからは遠ざかっていた。
しかし、中学のバレー部監督を務める父の手伝いをするうちに「ひたすらボールを追う中学生の姿に感動した。そんな時、北海道から誘いがありもう一度自分をバレーに賭けて見ようと思いました」と話す。
チームメイトからも最高到達340センチのジャンプ力に対する評価が高い。1つ年下で高校時代にライバルだった石川祐希は全日本のエースに成長した。
「僕はあまり欲が無いんです(笑)。今はまず北海道チームに貢献したい」日本のバレーボール界のネクストジェネレーションがチームに新風を巻き起こす。(sportsDJ・山本ゆうじ)