日本代表前監督のハリルホジッチ氏「不満をもらしていたのは2人」

スポーツ報知
訴えるように話すハリルホジッチ前日本代表監督

 日本代表監督を電撃解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏(65)が27日、都内の日本記者クラブで会見を行った。コミュニケーション不足とされる解任理由について何度も疑問を呈し、選手のなかに不満分子がいたことを匂わせた。

 1時間の予定時間を大幅にオーバーした会見の終盤、「個人的なメッセージになります、お許しください」と断ったハリル氏は「熊本県に個人的に感謝したいと思っています」と続けた。

 ハリル氏は「23人の選手を選抜するということになり、そこでこういった問題が始まった」と、W杯メンバー選考に絡んで解任されたと主張する。「23人の選手を選抜するということになり、そこでこういった問題が始まった。会長にしても西野さんにしても問題があるぞと一度として言ってくれなかった。マリ戦(3月23日)の後、私はパリに行ってフランス―コロンビア戦を見ました。ベルギーのリエージュに戻ったのは午前4時、5時でした。そこで話が来た。1人の選手があまり良い状態じゃない。私は後で解決できますからと話した。残念ながら、そこで色々なことが起こって。会長がたくさんの選手やコーチに連絡を取って、私と共にいたジャッキー(ヘッドコーチ)、シリル(フィジカルコーチ)、ルグシッチ(GKコーチ)、その誰にも説明がなかった」と3月のベルギー遠征を振り返った。

 さらに、「何人かの選手が不満をもらしていたというのは聞いています。会長とやり取りをしたようですが、テクニカルスタッフ何人かともやり取りしたようです。西野現監督がどのような役割を果たしたかは分かりませんが、注意した選手が不満をもらしていると言っていた。不満をもらしているのは2人でしょうが、私の方には、15人ぐらいから残念だ、感謝していると(メッセージを)送ってきている。会長は解雇権を持っているから解雇するのは問題ではない。なにか問題があったら、その原因はなんなんだと会長が監督に聞いてきて欲しかった」とも付け加えた。

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