【中山３歳未勝利】年男・井上がキングスキャットでスマートロビン産駒初Ｖ

　７日の中山３Ｒ・３歳未勝利（ダート１８００メートル＝１６頭立て）は、新種牡馬スマートロビン産駒のキングスキャット（牡、美浦・和田正一郎厩舎）が単勝オッズ９番人気の低評価を覆す逃げ切り勝ち。デビュー５年目で年男の井上敏樹騎手（２３）が自身今年初Ｖとなる会心のエスコートで勝利に導いた。勝ち時計は１分５８秒０。

　大外枠からスッと先手を奪うと、最後まで余力は十分。直線で後続を振り払うと、最後は後方から伸びてきた５番人気の２着馬スズヨブラック（田中勝春騎手）に２馬身差。３着にも１０番人気のトミケンゲヌーク（江田照男騎手）が入って、３連単は６３万４８９０円の波乱決着となった。

　初コンビで勝利に導いた井上騎手は、「良かったです！　ダート替わりで良さが出ましたし、無理することなく先手を奪えました。まだまだ緩いところがありますし、今後の成長が楽しみです」としてやったりの笑顔だった。