【巨人】マギー、脱フライボール革命 今年も二塁打キング
スポーツ報知

巨人のケーシー・マギー内野手(35)が26日、2年連続の二塁打キングを誓った。昨季48二塁打でセ・リーグ新記録を樹立した男は「二塁打を含め、守備も打撃も、数字として残る部分は全て上回りたい」と更新に意欲を燃やした。
“脱フライボール革命”が根底にある。近年はアッパースイングで強い飛球を打ち上げる打者が日米で急増。マギーも挑戦したが「球の上っ面をたたいてゴロが多くなった」と従来のレベルスイングに戻した。「打球が強くて、野手の正面を突かなければ安打」と、強くたたくことだけを意識する。
開幕に向けては「奥さんを最初にデートに誘った時のような、そういう心境に似ている」と詩人のように表現したマギー。オープン戦は打率1割7分5厘と低迷したが「去年よりも数字は良かったはず」。昨季も1割4分8厘ながら、シーズンは3割1分5厘、18本塁打、77打点でチーム3冠。明るい笑顔が問題なしを物語った。(西村 茂展)