【巨人】野上、移籍後東京D初登板で3回2失点「マウンドを確認できて良かった」

スポーツ報知
先発の野上

◆オープン戦 巨人4―3楽天(25日・東京ドーム)

 持ち味を発揮した。3回1死、野上は茂木を142キロの直球で詰まらせ中飛に打ち取った。移籍後初の本拠地登板で3回2安打2失点。「東京ドームのマウンドを確認できて良かった」。初回無死三塁、ペゲーロに右越え2ランを被弾後、9人連続で封じ込み、開幕前の最終調整を順調に終えた。

 この日、9つのアウトのうち6つがフライアウト。野上は今年、練習試合も含めて対外試合5試合に登板。全18イニング54アウトのうち、57%にあたる31個がフライアウトだ。球界ではフライが40%を超えれば「フライボールピッチャー」とも言われるが、野上は昨年までも典型的なそのタイプ。「直球の感触が良かった」と140キロ台ながら、キレで打者を差し込んでいる。

 狭い東京Dが本拠地のため、失投は長打につながりやすい点もあるが、スタイルは変えず丁寧に低めを攻めるつもりだ。開幕3戦目、4月1日の阪神戦(東京D)に先発し、虎を黙らせる。

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