“過激な仕掛け人”新間寿氏、NPO法人「昭和プロレスの会」発足計画を明かす「眠っているビデオを販売し傷を負ったレスラーを助けたい」

リアルジャパンプロレスの新間寿会長(83)が2日、都内で会見しNPO法人「昭和プロレスの会」を発足する計画を明かした。
プロレス界から引退を表明している新間氏は「引退を表明していますからリング上に永遠に上がることはありません」とし「昭和100年まで生きてプロレスに携わろうじゃないかと。そういうような思いを込めて昭和プロレスの会を作り上げて、プロレスがいかにレスラーたちの努力と創意工夫によってリング上で表現する肉体を作り上げていくプロレスラーに視点を向けさせていくことが私の仕事だと思っています」と決意を表明した。
その上で「昭和プロレスの会を今年中に立ち上げます」と発表し「眠っている試合を撮ったビデオを私の判断で私の手で商品化して販売したく思っています。その販売したものを基金にして昭和から始まったプロレスによって傷を負った人々困窮した人々、そういう人たちを助ける基金を作りたい。埋もれた試合の映像を来年から商品化して勝手に売り出します。その売り上げを基金として使っていきたいという不逞な考えをもっております」と同会でレスラーを支援する基金作りを行う方針を掲げた。
ビデオの販売には様々な著作権などの権利問題が派生するが「テレビ局だろうが新聞社だろうが文句を言ってくるんだったらなんで早くこういうものを市場に出さないのか、あくまでも戦っていきたい」と決意。「いつも勝手きままな新間でございますが、まだまだ100歳まで夢を持ち続けてタイガーマスクと共にやっていきたい。誰もやらない誰もできないことに手を出して資金を生かすことを考えるのが原点回帰。プロレスを生かして資金にする。財団法人を作ってその中から基金を。全身麻痺で動けない選手もいる、そういう選手を応援する。だれもできないだれもやらないことを男の夢として実現していく、これ男のロマンである、アントニオ猪木が言い続けてきたことです」と掲げていた。
さらに「来年はタイガーマスクと一緒にいじめ撲滅とか振り込め詐欺防止とかそういうことをリング上から発信したい」としかつてWWF(現WWE)の会長を務めた新間氏は「来年は飛行機に乗れないタイガーを説得して共に米国へ行ってWWEのリングに上がろうと思っています」と見据えていた。