オカダ、オメガとのV13戦に自信「今が最強。誰も勝てないオカダ・カズチカになってます」

9日の新日本プロレス大阪城ホール大会でIWGPヘビー級王座をかけて激突する王者のオカダ・カズチカ(30)と挑戦者・ケニー・オメガ(34)が7日、東京・目黒の新日本社で調印式に臨んだ。
2016年6月からIWGP王座史上最多のV12中のオカダは昨年の大阪大会で12戦中唯一の60分フルタイム引き分け防衛となったオメガを隣に「長かったです。去年の60分引き分け。G1の公式戦でも負けて、1年かかって、60分引き分けの続きを今、見せられるのは楽しみでしかない」と自信の一言。
「無制限3本勝負ということで、時間を気にするにすることなく、ルールも楽しんで、素晴らしいチャンピオンというのを見せたいと思います」と笑顔で続けた。
試合形式は前代未聞の時間無制限3本勝負。これまでのプロレス史上最長試合、87年10月、巌流島決戦でのアントニオ猪木対マサ斎藤戦の2時間5分14秒を超えるのではという“危険過ぎる”予想も浮上する中、「引き分けがイヤだから、無制限にしてもらっただけです。去年の戦いを見ても、1本取るのに60分もかかってしまったら、どちらもフラフラになってしまう。いかに早く1本目を取るかです」とオカダ。
「コンディションはいいです。スーパジュニアの間、トレーニングに集中できた。V12をやってきたけど、今が最強。誰も勝てないオカダ・カズチカになったんじゃないかと思います」と胸を張った最強王者。
すでにV13達成後もにらみ、「それがゴールじゃない。まだまだ続けていきますし。V12達成して、記録を塗り替えた新しいチャンピオンだと思うので、ここでつまづいたらいけないと思います」ときっぱり。「IWGPが最強なんだよというのを見せたいだけです。ただ、この素晴らしさを広めていきたい」と自信満々の表情で言い切った。(中村 健吾)