がん闘病中の垣原賢人が東京ドームで奇跡の優勝、闘病中の高山善廣に「がんばれ」エール
スポーツ報知

◆新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM12」(4日・東京ドーム)第0試合1分時間差バトルロイヤル~ニュージャパンランボー~
東京ドームの第0試合で悪性リンパ腫(血液のがん)で闘病中の垣原賢人(45)が登場した。
シングルマッチからスタートして1分ごとに1選手が登場してくる1・4ドーム恒例の時間差バトルロイヤルでサプライズが起きた。ヤングライオンの北村克哉(32)からスタートし、20人目の天山広吉(46)が入場し、予想されたメンバーが出そろった後、UWFのテーマがドームに響いた。
垣原は、さっそうと入場。21番目に登場したリング上は、残り4人になっていた。天山、小島聡(47)の“テンコジ”コンビと173センチ、62キロの小兵チーズバーガーに割って入った垣原は、天山のチョップに倒されたが、チーズバーガーとの連係でテンコジをオーバー・ザ・トップロープで退場させた。そして、最後はチーズバーガーを掌底打ちからカッキーカッターを決め、32分6秒、片エビ固めで勝利した。
試合中の事故で頸椎完全損傷で療養中の高山善廣(50)の支援Tシャツを着て試合に臨んだ垣原はマイクをつかみ「リングに戻って参りました。UWFの同志、高山選手にエールを送りたいと思います。タカヤマッ、東京ドームのリングに立ったぞ。オレだって回復できた。帝王なら必ず、必ず、必ず、克服することができる。オレはそう信じてる。みなさま、ぜひ高山選手の応援をよろしくお願いします」と呼びかけた。ともにUWFインターナショナルの一員として新日本プロレスとドームを舞台に対抗戦を繰り広げた1995年の熱気が一瞬甦った。