ポルノグラフィティ「ポケモン」歌う!…劇場版映画主題歌「ブレス」

岡野昭仁(43)、新藤晴一(43)による2人組バンド・ポルノグラフィティが「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」(7月13日公開)の主題歌「ブレス」(7月25日発売)を歌うことが6日、決まった。
アニメ映画の主題歌は「名探偵コナン 業火の向日葵」(15年)以来3年ぶり。音数を限りなく減らしたシンプルなサウンドが特徴。バイオリンを中心としたストリングスに乗せて、温かいメロディーが印象的なナンバーに仕上がった。
劇場版のシリーズ21作目今作では、ポケモンと人、人と人とのつながりが描かれる。ポルノの起用理由について、岡本順哉プロデューサーは「脚本が完成した時から、主題歌は男性ボーカルがピッタリだとイメージしていた」とコメントした。
作詞した新藤は制作前に監督に話を聞き、イメージを膨らませた。「登場人物がそれぞれに小さな悩みを抱え、それを乗り越えていく話と聞きました。人間もポケモンたちの『進化』みたいに、劇的に姿、形を変えられたらいいけど、そうもいかず、今の自分を奮い立たせるしかない。そんなことを曲で表現できたら」
作曲の岡野は「僕らなりの、映画に花を添えられるポップソングになった」と手応え十分。「映画を見終えた皆さんは、きっと晴れ晴れとして明日へ向かう力が湧いてくると思う。たとえ微風でもいい。皆さんの気持ちを後押しできるような楽曲になればと思い、作らせていただいた」と話した。
今年から来年にかけての20周年イヤーのキックオフ企画として、9月8、9日に地元の広島・尾道市内で野外ライブ(広島県立びんご運動公園)を開催する。ポケモンとのタッグを景気づけにメモリアルを盛り上げる。
◆広島3連覇にエール
熱烈カープ党のポルノはセ・リーグ3連覇を目指すチームにエールを送った。新藤は「中村祐太、アドゥワ誠、野間峻祥…、2軍から新戦力が育っているのが大崩れしない要因かな。過去2年間で培った、勝ち方を知っているのが強み」と分析。岡野は「チーム打率も防御率も良くない。盗塁も少ない。その中で首位は不思議な感じ。大瀬良投手の頑張り、8勝(2敗)が大きいね」と話した。