【報知映画賞】特別賞・北野武監督、爆笑スピーチ「3部作って、やっと1個もらった」

「第42回報知映画賞」の表彰式が20日、東京都港区のザ・プリンス パークタワー東京で開催された。北野武監督(70)が「アウトレイジ」3部作で特別賞を受賞した。
壇上での北野監督はエンターテイナーの本領を発揮した。「特別賞というワケわかんない賞を頂いて。病気だってもらうタイプなのでありがたい」。笑い声は、さらなる毒ガスの呼び水に。「3部作でやっと1個もらった。映画界の悲しい現状をひしひしと感じております。席に着くと寿司(すし)のマズそうなこと。なんで焼き鳥があるのか意味が分かりません。これも報知の素晴らしい見識と考え、ありがたいと思ってます」とキレキレのジョークで爆笑をさらった。花束贈呈のピエール瀧(50)は「席の隣に北野監督、さらに隣に坂本龍一さん。80年代に青春を生きた者として何が起きているのか分からない」と感激。選考委員の見城徹氏は、ブロンズ像を贈ると「こんな世界観は『ゴッドファーザー』にも『仁義なき戦い』にもない。おめでとうございました、というよりもありがとうございました」と感謝した。
◆北野 武(きたの・たけし)。タレント名・ビートたけし。1947年1月18日、東京都足立区生まれ。70歳。89年「その男、凶暴につき」で監督デビュー。93年「あの夏、いちばん静かな海。」で報知映画賞監督賞受賞。97年「HANA―BI」で報知映画賞作品賞と監督賞、ベネチア国際映画祭金獅子賞(グランプリ)、2003年の「座頭市」で同映画祭銀獅子賞(監督賞)受賞。
◆「アウトレイジ」シリーズ 裏社会に生きる男たちの仁義なき抗争を描いたバイオレンス作品。2010年「アウトレイジ」、12年「アウトレイジ ビヨンド」、17年「アウトレイジ 最終章」の3部作。キャッチコピーは「全員悪人」で、登場人物はそれぞれ「バカヤロウ!」「コノヤロウ!」の脅し文句を応酬させる。累計興収約40億円のヒットシリーズ。