熊谷選手2度目V…和歌山グレドリームカップ
スポーツ報知

「第12回 和歌山グレドリームカップ」(主催・フィッシングベース 海クン)決勝大会が2月17、18日に和歌山・那智勝浦の磯で行われた。
今年度の予選は昨年5月から今年1月まで串本大島樫野で3回、那智勝浦で4回の計7回開催。決戦の舞台には、予選を突破した83人と昨年大会の上位3人が参加した。
急な水温低下で食いが渋く、前日(16日)まで釣れていた磯もアタリは少なかった。
そんななか、初日に宮本博選手が金床で釣り上げた40センチオーバーのグレは、目を引いた。
2日目は準々決勝、準決勝を経て熊谷巌、前川浩二、岡本光弘の3選手が決勝戦に駒を進めた。午後12時半、湾内にある「ライオン島」でラストバトルがスタート。まずは沖に向かって左から岡本選手、前川選手、熊谷選手の順番で入った。試合は2時間、40分で釣り座を交代。3選手とも様々な手を尽くしながら仕掛けを打ち返したが、規定サイズ(25センチ以上)のグレは釣れなかった。
結局、準決勝でも釣果がなかったため、準々決勝の釣果で順位が決定。900グラムの熊谷選手が440グラムの岡本選手と0グラムの前川選手を抑え、第6回大会(2012年)以来となる2度目の優勝を果たした。
来年度も和歌山グレドリームカップは開催予定。詳細は決まり次第、白浜町の釣具・餌店、報知フィッシングクラブ「フィッシングベース 海クン」(TEL0739・45・8450)のホームページで発表される。興味がある方はぜひ、参加してほしい。(グレ闘友会・瀧本 雄介)
優勝・熊谷巌選手「潮が澄み切っていて、グレに餌を食わせるのが非常に難しく、食いも浅い状況だった。(準々決勝では)開始1時間後の一瞬のジアイを逃さなかった。それがキッカーフィッシュになった」