【DeNA】筒香、初回V弾で13年ぶり7連勝 昨オフから模索の打撃が形になる

◆DeNA2―0中日(14日・横浜)
DeNAは初回、筒香が先制4号ソロを放つと、バリオスから計4投手で今季初の0封リレー。ラミレス監督就任3年目で初、チームでは05年9月以来13年ぶりとなる7連勝をマークした。今永、浜口、ウィーランドと昨季2ケタ勝利を挙げた3人の先発を故障で欠きながら指揮官の采配に選手が応え首位をキープした。
バットが背中につきそうなほどのフルスイングだった。筒香のパワーを乗せた打球はブルーに染まった右中間席最上部の看板に当たった。初回2死、2ボールから初対戦のジーの高めの変化球を逃さなかった。3試合ぶりの4号ソロに「強いスイングで捉えられた。いい感じでした」と完璧の一撃。初回から先制攻撃を仕掛ける意図で主砲を3番に置くラミレス監督も「彼が打つと勢い付く」と満足そうに振り返った。
8日の広島戦(マツダ)で今季1号を放ってから6戦4発。主砲のバットが目覚め連勝に直結している。この日は2点のリードを投手陣が守りきった。7連勝中はすべて3点差以内のゲームをものにしているだけに主将は「バッテリーが締まった試合を作ってくれて、野手が(開幕直後は)打てなかったけど、かみ合ってうまくいっている」と好調の要因を説明した。
先週から膝を少し折り、オープン気味で自然体に構える。昨オフから模索してきた打撃が今、形になってきた。「体の中、気持ちも(去年とは)全然違います。心の余裕というか、積み上げてきたもの。技術も上がったし体も」と手応えを口にした。
フォームと同時にバットにもこだわった。キャンプから複数のメーカーのものを試した。求めたのは重さが同じでも硬すぎず、しなりを利かせられるもの。ボールをバットに乗せる繊細な感覚を繰り返し確認した。最終決断に至ったのは異例の開幕1週間前だった。「今は一緒のものを使って、シーズン中は基本は変えない」とこだわった相棒で推定135メートル特大弾を生みだした。
13試合で4発は一昨年の自身最多と同じ44発ペース。「結果はシーズンが終わってから振り返ればいい。理想はまだ見えない。苦しい時に勝ちゲームで打てる選手になりたい。まだまだだし勝っても反省する部分はある」と冷静そのもの。20年ぶりのリーグ制覇へ向かう中心にどっしり構える筒香がいる。(岸 慎也)