【阪神】大山また右への一発!恐怖の6番伸び盛り2号

スポーツ報知
4回1死一塁、2ランを放った大山は高代コーチ(右)とハイタッチ(カメラ・保井 秀則)

◆阪神3―1中日(7日・京セラドーム大阪)

 大山が進化の一撃でチームを勝利に導いた。1点を先制して迎えた4回1死一塁。ジーが投じた外角高めのカットボールを振り抜き、右翼スタンドに放り込んだ。「手応えはすごくあった。(スタンドに)入るとは思ってなかったんですけど…」。今季初勝利を目指した先発・秋山に、貴重な2点をプレゼントする2号2ランだった。

 3月30日の開幕戦でも、昨季最多勝の巨人・菅野から右翼席に本塁打。6試合ぶりの2号も、またも右への一発だった。「去年まで、右方向の打球は、フェンス手前でアウトになった。飛距離も伸びているし、(フェンスを)越える越えないでは、天と地の差がある」と充実の表情を浮かべた。

 「仮想・ジー」の特訓も実った。試合前には高山とともに早出特打。「ジー!」と声を発しながら打撃投手を務めた片岡ヘッドコーチの投球に、約20分間、バットを振り続けた。「数少ないチャンスで1本出してくれましたね。本人も自信になる」と片岡コーチ。チームトップの6打点としたまな弟子を褒めたたえた。

 金本監督も「あの2ランは大きかったですね」と、成長を続ける若き大砲に目を細めた。「やっとウェートトレーニングの効果が出てきましたね」とパワーアップを実感する大山。スケールを増した恐怖の6番打者が、虎の打線を引っ張っていく。(長尾 隆広)

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