【広島】誠也、219日ぶり復活打 マツダで開幕戦初勝利

スポーツ報知
勝ち越し打で勝利に導いた鈴木(右)が笑顔で声援に応える(左は丸)

◆広島6―3中日(30日、マツダスタジアム)

 球団初のリーグ3連覇を目指す広島が、昨年8月に右足首を骨折した鈴木の復活打で、マツダでの開幕戦初勝利を挙げた。3回無死二塁、チェンジアップを左中間を深々と破る適時二塁打。「粘りながら、自分のスイングで振り抜くことができた」と安どの笑みを浮かべた。

 219日ぶりの公式戦。チームが2連覇を成し遂げる一方で、悔しい気持ちを胸に地道なリハビリを積んだ。兼ね備えた筋力を生かすために、上下の筋力バランスを整えることにも取り組んだ。結果、体重は昨年と変わらないものの筋力はアップ。初の開幕4番として仕事を果たした。

 緒方監督のゲキも効いた。試合前練習の直前に円陣を組むと、右手人さし指を突き出し「カープがナンバーワ~ン!」と声を張り上げた。意外な行動に士気が高まり、10安打。指揮官は「(鈴木は)良いスイングしてたね。ウチらしいゲームができた」と褒めたたえた。

野球

×