【阪神】片岡コーチ、星野さんは「勝つことに対しての執念がすごかった」PL学園OB会で語る

スポーツ報知
星野仙一さんとの思い出を語る阪神・片岡ヘッド兼打撃コーチ

 甲子園で春夏通算7度の優勝を誇る大阪・PL学園高の硬式野球部OB会総会が6日、大阪市内で開かれ、プロ野球・阪神の片岡篤史ヘッド兼打撃コーチ(48)が、4日にすい臓がんで亡くなった星野仙一氏との思い出を振り返った。

 最後に会ったのは、12月1日に大阪市内で行われた星野さんの「野球殿堂入りを祝う会」だったという。「ニュースを見て、びっくりしました。1か月前にお会いした時は元気に見えたんですけど…」と突然の訃報に驚きを隠せない様子。

 「(闘将という呼び名は)その通り。白か黒か、いいか悪いか、はっきりされる方。いい緊張感がありましたし、勝つことに対しての執念がすごかった」と、沈痛な表情を浮かべた。

 片岡コーチは、2001年に星野さんが阪神監督に就任した直後、日本ハムからFAで阪神に移籍した。「就任した直後に東京の赤坂プリンスホテルに来ていただいて、広い部屋で2人で昼食を取ったことが非常に思い出に残っている。同期の立浪が入団から星野さんにお世話になったと聞いていたので、星野さんが監督になったから、タイガースに行ったのは間違いない」と、声をかけてくれたことに感謝した。

 片岡コーチは03年に星野さんの下で18年ぶりのリーグ優勝したことを一番の思い出に挙げた。「優勝した試合で本塁打も打てましたし、野球人生でも記憶に残るような試合になった。FAで移籍してから、もう一回、野球の厳しさを教えていただいた。指導する立場になって、僕の中では生きている」と、星野さんの教えを引き継ぐことを誓った。

野球

×