【大学選手権】東洋大150キロトリオだけじゃない 優勝は?注目選手は? 記者座談会

第67回全日本大学野球選手権大会(報知新聞社後援)が11日、神宮球場と東京Dで開幕する。10日は各地の春季リーグ戦などを勝ち抜いた出場27校が参加し、東京・明治神宮会館で開会式が行われた。スポーツ報知では、アマチュア野球担当デスクと東西の担当記者らによる座談会を開催。注目校、注目選手など今大会の見どころを語り合った。
〈デスク〉 さあ、いよいよ開幕だ。まず注目校は?
〈片岡〉 「戦国東都」を3季連続で制した東洋大は、優勝候補と言っていいでしょう。
〈デスク〉 うわさの150キロトリオか。
〈片岡〉 守護神の甲斐野(かいの)は最速159キロをマーク。上茶谷(かみちゃたに)も最速152キロ。1試合20Kのリーグ新記録を樹立しました。
〈デスク〉 最速153キロ右腕の梅津は復帰出来そうか?
〈片岡〉 シーズン中のオープン戦で左足くるぶしを打撲。1試合の登板に終わったけど、杉本泰彦監督(58)は「先発で行きます」と明言しています。
〈青柳〉 慶大は昨秋に続く27年ぶりの連覇。岩見(現楽天)のような大黒柱はいないものの、大久保秀昭監督(48)が巧みに采配しました。
〈デスク〉 杉本監督は社会人の日本通運と西部ガス、大久保監督はJX―ENEOS、東海大の安藤強監督(54)はホンダで監督だったな。
〈青柳〉 白鴎大は、左腕トリオを軸に8年ぶり出場。安藤、山田の2枚看板が共に4勝。フル回転した中村は、6試合で防御率0・38と驚異的な数字です。
〈デスク〉 地方ではどうだ?
〈伊井〉 35年ぶり出場の広島大に注目です。
〈デスク〉 昨年の和歌山大に続き国立大の出場だな。
〈伊井〉 チームを引っ張るのは、今秋ドラフト候補右腕の中田。最速148キロの直球を武器に今季6勝(2敗)を挙げ、防御率は驚異の0・89。「神宮で150キロを出したい」と気合十分です。
〈デスク〉 初戦は名門・東北福祉大と、神宮での開幕戦か!
〈片岡〉 昨年準Vの国際武道大は、プロ注目の平川、青野の2枚看板を擁する超強力投手陣で、リーグ10戦全勝。名将・岩井美樹監督(63)のもと、悲願の初Vを目指します。
地方にも注目選手 デ 注目選手はどうだ?
〈片岡〉 創価大は、最速154キロを誇る3年生右腕・杉山が、6戦5勝の活躍でMVPを獲得。九産大は3番・三塁の岩城。今春のリーグ戦(12試合)でなんと7発27打点、打率も4割6分9厘。確実性も兼ね備えるプロ注目スラッガーだ。
〈伊井〉 関西では、今秋ドラフト1位候補・立命大の辰己。3拍子そろった外野手で、今春の関西学生リーグでは史上28人目のリーグ戦通算100安打を達成した。元オリックス、米カージナルスの田口壮(関学大)が持つリーグ記録の123安打まで「19」に迫っています。
〈里見〉 7年ぶり出場の日大国際関係学部は、今季の静岡県リーグ12勝(2敗)のうち、10試合が無失点勝利。最速148キロの続木と、146キロの小沢(こざわ)の4年生右腕がマウンドを守ります。
〈宮崎〉 苫小牧駒大は、絶対的エースの伊藤が中心。駒大を中退し、昨年4月に再入学。規定で1年間は公式戦に出られなかったが、今春のリーグ戦では最速154キロをマーク。全国の舞台でどこまで通用するか、楽しみな逸材です。
〈デスク〉 今年もどんなドラマが生まれるか、熱戦に期待しよう。
◇座談会出席者 片岡泰彦(東京アマ野球担当キャップ)、青柳明(東京アマ野球担当)、伊井亮一(大阪アマ野球担当)、里見祐司(静岡支局)、宮崎亮太(北海道支局)